○テッカマンブレ-ド ラダム再び編 最終話
ラダムの人類抹殺計画、それは何とDボウイの体内にある光物質変換機能を利用してホ
ワイトホ・ルを作りだし、一気に太陽系を消滅させんとするものであった。
テックシステムを打ち破り、ラダムの侵略を未然にくいとめた人類。それは彼らラダム
にとって宇宙で最も危険な存在といえた。それ故ラダムは危険な人類を一気に抹殺すべく
今回の太陽系消失プログラムを発動させたのだ。
そしてそれを止めるには、皮肉にも素体テッカマンのアンテナとなり、今やホワイトホ
ールと化そうとしているブレードを自らの手で殺すしかない。
万策つきたフリーマン達。もはや地球を救えるのはアキしかいない。だが、そのアキは
、未だ立ち上がれないでいた。
何とかアキに立ち上がってもらおうと頼む仲間達。だが、アキは怖い、怖いのだ。思わ
ず別室にこもってしまったアキ。ドア越しにフレイルは語りかける・・・。静かに、呟く
様に・・・。
「貴方と同じ様に今の私の手も汚れている。かつての貴方と同じように今の私にできるの
も只祈る事だけ・・。でも今の貴方には力がある。例え忌まわしい力でも、その力は貴方
の運命を切り開く事の出来る力が・・・。それを望んだのは貴方じゃなかったの、Dボウ
イを守るために、Dボウイが守ろうとしたものを壊さない為に!」
「Dボウイを・・・守る・・・・」
焦点の合わない目をしながらフラ~ッと立ち上がるアキ。ゆっくりと、ゆっくりとフレイ
ルのいるドアの方に近づいていく。
が、その時である。ブレ-ドを中心に起こる重力波による嵐で家の天井が崩れだした。
「アキさん、フレイルさん!!」
ミリ-の叫ぶ声が崩れる家の轟音に打ち消され・・・。
アキが気がつくと、目の前にはフレイルが倒れていた。二人とも無事である。
「何故・・・・」と見ると、二人の上にはペガスが・・。その身を挺して二人を守ってく
れたのだ。が、その体は重力波から家を守ってボロボロである。
「あ、アキ・・」と言うそのペガスの声に混じってアキは聞いた。彼女の最愛の人の声
を・・・・。
「Dボウイ!!!」
そう、ペガスにインプットされていたDボウイの声が、今のショックで流れ出て来たので
あった。
「・・・・ペガス・・・、俺の最後の命令だ。今から俺はラダムの母艦に突入する。その
、最後の時まで俺を援護しろ・・・。最期まで・・・。」
Dボウイの声に涙も出さずに打ち震えるアキ。
「そして、もしもお前独りだけでも生き延びたなら・・・・、その時は守ってくれ、アキ
を・・・・・。俺にカワッテ、カワ・・・テ・・・・・。テ・・・・。」
そして、沈黙・・・・・。
アキは泣いていた、いつの間にか・・・。
自分の事など振り切って行った・・、そう思っていた。
振り切って、家族の魂を救う、それだけの為に破滅へと向かっていった・・・、そう思っ
ていた。でも、彼はその生命の最後の時にも、自分の事を思ってくれていた。
その事が悲しくて・・・、その事が嬉しくて・・・・。
そしてついにアキは立ち上がった。今こそ彼が信じられるから・・、今こそかれの全て
を愛する事が出来るから・・・。
彼のランサ-をその手に携えて、彼の最後に残された命をその手で絶つ為に・・・。
いや、愛する彼が命を賭けて守ろうとしたものを守るために・・・・。一同にさよならの
一言を残し、二度と帰らない戦いに・・・。
かくてアキとブレードの死闘が始まった。恐らくかなわないであろう戦いが・・・。だ
がブレードはアキに止めをさせない。いや刺せないのだ。ブレ-ドの中に微かに残ったD
ボウイの意思が、ラダムへの最後の抵抗を試みていた。それは、あたかもDボウイがアキ
に自らの魂を救えと言っているかの様に・・・・。
その一瞬の隙をつきアキのもつランサーが彼の胸を貫いた。
その瞬間だ!充分に育ったワームホールはブレードを離れ、その奥から赤色星を守るガ
・ディアンが姿を現す。全ては遅かったのか。地球は、Dボウイの思いは無駄となるの
か・・・。
「そうはさせない!!」
とガ-ディアンを倒すべくワームホールへの突入を決意するアキ。このガーディアンこそ
ラダムが肉体的に最も進化を遂げた時をモチーフに造り上げたモニュメント、言わば元祖
テッカマンとも言える存在であった。これを倒さねば地球は終わりだ。ペガスが、エビル
のクリスタルを胸に特殊フィールドを作りだしアキの手助けをする。ボロボロに・・ボロ
ボロになりながらもワームホールへ突入していくアキとペガス。
そしてガーディアンとアキの死闘。が、流石にラダムが最後の切り札としていたガ-デ
ィアンだ。戦いはアキの一方的に不利な状況である。
「ここまでか・・・・」そう思った時だ。ワ-ムホ-ルの中で輝く一条の光が・・・。
「あれは・・・・」
そう、ブレ-ドだ。この上ブレ-ドとガ-ディアン2体と闘う力などアキには残されては
いない。
「駄目なの・・・、いや、負けはしない。あの人の為に・・・」
迫り来るブレ-ド。構えるアキ。が、その光は、アキの横をすりぬけてガ-ディアンに突
き向かっていく。
「Dボウイ!・・・じゃあ、じゃあ・・・」
そう、これこそラダムの作ったワ-ムホ-ルが起こした奇跡であった。ワ-ムホ-ルの中
は時間の概念が通用しない。それ故に、Dボウイの神経核破壊をも無くし、正常な彼を呼
び戻したのだ。だが、これはこの中だけの事・・・。正に一瞬の逢瀬であった。そしてア
キはペガスとブレードとの合わせ技の最終兵器でガーディアンを粉砕、かくて地球は救わ
れた。戦い終わって眩しい夕日の中で・・・。
近づいてくる一同から逃げる様に去ろうとする
アキテッカマン。例えどんな理由があろうと愛する者を殺そうとしたのだ。アキは去り、
二度と戻らないつもりであった。だがそれをフレイルが止めた。
「もう、逃げる事はないわ。例え・・彼に拒絶されようと貴方は、貴方の信じる様に愛す
ればいい」
そしてアキはDボウイに近づく。脅える少女の様に・・。
固く、冷たいその手を震わせて。
「こんな・・・私でも・・・愛してもらえますか・・・」
その時だ!動かないはずの、意思の無いはずのDボウイの手が動き、アキの手に重なる。
冷たいはずの目から流れ出るのは涙?
「Dボウイ・・・・・・・・・・(首を振り)ううん、たかや」
夕日の中重なる、二つのシルエット。
そしてそれを見守る一同。貰い泣きのフレイルにフリ・マンが呟く。
「テッカマンは確かに人類にとって早すぎる危険なおもちゃかもしれない。だが、きっと
人は、それを克服する・・・・・」フレイルうなづき、
「信じます・・・・・・人の・・・強さを・・・・・・」
そして・・・・・又明日が始まる・・・・・・・。
星期日, 4月 01, 2007
テッカマンブレ-ド『ラダム再び』編 第3話
○テッカマンブレ-ド『ラダム再び』編 第3話
心を持たぬブレードの復活、それはラダムの新たな侵略計画のほんの始まりにすぎな
かった。ノアルは早速ソルテッカマン部隊を出動、ブレードを阻止しようとする。けれ
ど不安の隠しきれないノアル。
“勝てるのか…?一人でラダムを退治しちまったあいつによ…」
一方、スペ-スナイツ本部でもスクランブルの中、フレイルが一本のショックな知ら
せを受けていた。祖父が(コミュニティの長老)死んだ。しかも友達であるアレフ(少
年テッカマン)に殺されて…。そしてそのアレフはアキに!
込み上げてくる怒りと哀しみを必死に抑え、フレイルは現在の事態を打開すべくアキ
の探索、そして祖父とアレフの解剖を提案する。驚く一同を尻目にフリーマンもその意
見に同意、フレイルと共にコミュニティに向かう。
一方アキはペガスを駆り、逃げる様にコミュニティをはなれていた。まるで自らの犯
した罪から逃れるかのように・・・。行き先も宛もなく、只彷徨う・・・。
復活した白い悪魔を倒すべく出動したソルテッカマン部隊。だが彼ら程度にかなう相
手では無い。あっと言う間に第一陣は撃破され、ブレードは居住ブロックへと進む。こ
のままではブレードは本当に人類の悪魔となってしまう。ノアルは医療ブロックを
ORSからブロックごと分離、被害を最小限に止めようとする。例えテッカマンでも過
去大気圏に自由落下したあとはダメージをうけていた。その効果を期待しての行動だ。
さらにノアルは自由落下中にこのブロックに新開発の超フェルミオンミサイルをぶち込
もうとしていた。「これだからいくらチーフの頼みでも軍にゃ戻りたかなかったんだ」
自らの友を自らの手で葬らねばならない皮肉に怒りすら覚えるノアル。そして呟く。
「ゆるせよ、Dボウイ!」
一方コミュニティにとんだフレイルとフリ-マンは少年テッカマンと長老の遺体をチ
ェックするが、何故かエビルの遺体や異星人テッカマンの時の様にラダム虫の存在が確
認出来ない。これによりフリ-マン達は今回の少年の発狂がラダム虫と関係無く、むし
ろ同時刻に異変を起こしたブレードに関連があると結論付ける。だが、そのとき基地か
らの報告でノアルの作戦をしったフリ-マンは焦る。発狂のカギがブレードだとすれば
、今彼に余計な刺激を与える事は危険だ。
「いかん!今ブレードに余計なエネルギーをあたえては!」
だが、一足おそかった。ミサイルのエネルギーをすいとったブレードは激しく光り、そ
して・・・・・。
その瞬間にコミュニティの悲劇が全世界規模でよみがえった。ブレードを一種のアン
テナにして全世界の素体テッカマンが一斉に発狂、一大暴動がおこったのだ。地上で、
ORSで、月で、全太陽系規模でDボウイの悲劇がおこりつつあった。
そう、これこそがラダムがDボウイをつけねらった理由だったのだ。
ラダムの今回の目的は征服でなく全人類抹殺だったのだ。ラダムは人類がテックシス
テムを破った事を知り、それにより人類が逆にテッカマンのノウハウを盗んで彼らの母
星に攻め込んでくるのではないかと恐怖を感じた。そしてそうなる前に対抗策として人
類抹殺プログラムのはいったクリスタルをDボウイの体に植え込み、それがついに発動
したというのだ。
そしてコミュニティでも、フリーマンとフレイルが発狂した素体に追われ危機にさら
されていた。エアバイクで必死に逃げまどう二人。。
その間もDボウイは地上へと落下していく。衛星軌道を回転し、地上へ、地上へ。
一方、スペースナイツ基地では、ペガスの反応をDボウイとアキがかつて住んだ浜辺
の家から探知した。だがフリーマンとは音信不通、ノアルに連絡する。その報告を聞き
ノアルはあわてた。Dボウイが今の軌道で落っこちていけばその近郊に落下するのだ。
そうすればアキと鉢合わせ、下手すれば二人で戦うはめにおちいる。自らの失策が招い
たこの問題にノアルは自らの出撃を決意する。
「アキにDボウイを殺させる様な真似はしない!殺すなら俺自身の手で!」
そしてそれを知ったミリーもブルーアースでチーフ探索に向かう。
一方、ジャングルを逃げまどうフリーマン達。危うし!
その頃アキはDボウイと二人で過ごした海辺の家にたどりついていた。世界中で起き
ている危機もしらず。愛する者に迫り来る危機も知らず。只、幸せだった頃の夢に浸り
…。二人のようやく手に入れた筈の安住の場所で・・。アキの目にそんな二人の生活が
よみがえる。一人テラスで佇むアキの寂しい姿・・。だが、危機はそんな彼女にも確実
に迫りつつあった。
一方フリーマンとフレイルは最大のピンチに陥っていた。乗っていたエアバイクも破
壊され、素体テッカマン達に囲まれてしまったのだ。囲む彼らのほとんどをフレイルは
知っていた。だが今の彼らは・・・。恐怖におののくフレイル。そして飛び掛かる彼ら
に、フレイルは思わずラダムニ・ドル銃を発射した!吹っ飛ぶ素体テッカマン。
だが、彼らは恐れもせず次々と襲い来る。危うし!
そのときだ!上空からミリーのブルーアースが救援に駆けつけ、干渉スペクトルを浴び
せる。間一髪救出される二人。
浜辺の家で独り、幸せな日々を思い起こすアキ。だが戦いの渦はそんな彼女を逃しは
しなかった。発狂したテッカマンがここにも押し寄せてきたのだ。ラダムの呪いが、二
人の思い出を壊し去っていく。だがアキは、前回の少年テッカマン殺しの痛手からまだ
回復していなかった。
“もう、誰も殺したくない。何もしたくない”
アキは無抵抗のまま素体テッカマンに殺されようとしていた。迫る素体の凶刃・・。
その時だ、空からDボウイが降ってきたのは。
海に激突したショックで激しい水柱が上がる。その地響きで間一髪、素体の凶刃はアキ
を逸れた。いや、素体テッカマンはまた立ち上がってくる。そしてアキに向かい、その
首を締めて、締めて、、、、、。
全てが真っ白になっていく。
遠くでDボウイの声が聞こえる様な気がする。だが・・・・・。
ふっと素体テッカマンの力が抜ける。そして倒れつつテックセットアウトする素体テ
ッカマン。その後ろに銃を持ち、立つシルエットは・・・・フレイル、そしてミリー。
ブルーアースでたどりついたのだ。自らが負うべき試練からあくまで逃げようとするア
キに怒りのフレイルは無理やりテラスにアキを引っ張って行き、ノアルとブレ-ド死闘
を見せつける。
目の前で愛する者と友人が闘う様を・・・。
「やめて~~~~~っ!」
今やブレードを中心に全世界はパニック状態だ。素体テッカマンの暴動は今も数多く
のDボウイを作っている。そう、素体テッカマンの中には知らない内に肉親や兄弟を殺
している者もおろう。
「私も殺したわ、友達をこの手で!それでも貴方は逃げるの?どこへ逃げるの?逃げ
れるものならいくらでも逃げるがいい。けれど、逃げた先で貴方は見るのよ、数多くの
Dボウイたちを!」
と、無気力なアキをフレイルは責めつける。だが、アキはまだ・・・・・。
ノアルはついに最期の賭けにでた。大気圏突入の際に破損した肩のボルテッカ発射口
にソルテッカマンのエネルギーを暴走させ放り込み、内部で対消滅を起こさせ、破壊
しようというのだ。ノアルは機体ごとブレードにしがみつき、自爆させた(もちろんノ
アルは脱出していますよ)。そして大爆発・・・・。
アキの目の前に落ちてくるランサー。だが、Dボウイは・・・。
無事どころかブラスター化したブレードは異空間をつくりだす。それは・・・・
ついにラダムの人類抹殺計画の全てがベールを脱いだ。心を持たぬブレ-ドを中心に
現れたのは・・・・・なんとワームホール!
Dボウイ自身が一種のホワイトホールとなってその異空間の奥から地球を破壊すべく赤
色星を出現させようとしている。これが出現すれば地球は、いや太陽系自体が消滅する
。
今や人類の運命は風前の灯火だ。果して人類の運命は・・・。そしてアキは復活を遂
げることができるのか。
心を持たぬブレードの復活、それはラダムの新たな侵略計画のほんの始まりにすぎな
かった。ノアルは早速ソルテッカマン部隊を出動、ブレードを阻止しようとする。けれ
ど不安の隠しきれないノアル。
“勝てるのか…?一人でラダムを退治しちまったあいつによ…」
一方、スペ-スナイツ本部でもスクランブルの中、フレイルが一本のショックな知ら
せを受けていた。祖父が(コミュニティの長老)死んだ。しかも友達であるアレフ(少
年テッカマン)に殺されて…。そしてそのアレフはアキに!
込み上げてくる怒りと哀しみを必死に抑え、フレイルは現在の事態を打開すべくアキ
の探索、そして祖父とアレフの解剖を提案する。驚く一同を尻目にフリーマンもその意
見に同意、フレイルと共にコミュニティに向かう。
一方アキはペガスを駆り、逃げる様にコミュニティをはなれていた。まるで自らの犯
した罪から逃れるかのように・・・。行き先も宛もなく、只彷徨う・・・。
復活した白い悪魔を倒すべく出動したソルテッカマン部隊。だが彼ら程度にかなう相
手では無い。あっと言う間に第一陣は撃破され、ブレードは居住ブロックへと進む。こ
のままではブレードは本当に人類の悪魔となってしまう。ノアルは医療ブロックを
ORSからブロックごと分離、被害を最小限に止めようとする。例えテッカマンでも過
去大気圏に自由落下したあとはダメージをうけていた。その効果を期待しての行動だ。
さらにノアルは自由落下中にこのブロックに新開発の超フェルミオンミサイルをぶち込
もうとしていた。「これだからいくらチーフの頼みでも軍にゃ戻りたかなかったんだ」
自らの友を自らの手で葬らねばならない皮肉に怒りすら覚えるノアル。そして呟く。
「ゆるせよ、Dボウイ!」
一方コミュニティにとんだフレイルとフリ-マンは少年テッカマンと長老の遺体をチ
ェックするが、何故かエビルの遺体や異星人テッカマンの時の様にラダム虫の存在が確
認出来ない。これによりフリ-マン達は今回の少年の発狂がラダム虫と関係無く、むし
ろ同時刻に異変を起こしたブレードに関連があると結論付ける。だが、そのとき基地か
らの報告でノアルの作戦をしったフリ-マンは焦る。発狂のカギがブレードだとすれば
、今彼に余計な刺激を与える事は危険だ。
「いかん!今ブレードに余計なエネルギーをあたえては!」
だが、一足おそかった。ミサイルのエネルギーをすいとったブレードは激しく光り、そ
して・・・・・。
その瞬間にコミュニティの悲劇が全世界規模でよみがえった。ブレードを一種のアン
テナにして全世界の素体テッカマンが一斉に発狂、一大暴動がおこったのだ。地上で、
ORSで、月で、全太陽系規模でDボウイの悲劇がおこりつつあった。
そう、これこそがラダムがDボウイをつけねらった理由だったのだ。
ラダムの今回の目的は征服でなく全人類抹殺だったのだ。ラダムは人類がテックシス
テムを破った事を知り、それにより人類が逆にテッカマンのノウハウを盗んで彼らの母
星に攻め込んでくるのではないかと恐怖を感じた。そしてそうなる前に対抗策として人
類抹殺プログラムのはいったクリスタルをDボウイの体に植え込み、それがついに発動
したというのだ。
そしてコミュニティでも、フリーマンとフレイルが発狂した素体に追われ危機にさら
されていた。エアバイクで必死に逃げまどう二人。。
その間もDボウイは地上へと落下していく。衛星軌道を回転し、地上へ、地上へ。
一方、スペースナイツ基地では、ペガスの反応をDボウイとアキがかつて住んだ浜辺
の家から探知した。だがフリーマンとは音信不通、ノアルに連絡する。その報告を聞き
ノアルはあわてた。Dボウイが今の軌道で落っこちていけばその近郊に落下するのだ。
そうすればアキと鉢合わせ、下手すれば二人で戦うはめにおちいる。自らの失策が招い
たこの問題にノアルは自らの出撃を決意する。
「アキにDボウイを殺させる様な真似はしない!殺すなら俺自身の手で!」
そしてそれを知ったミリーもブルーアースでチーフ探索に向かう。
一方、ジャングルを逃げまどうフリーマン達。危うし!
その頃アキはDボウイと二人で過ごした海辺の家にたどりついていた。世界中で起き
ている危機もしらず。愛する者に迫り来る危機も知らず。只、幸せだった頃の夢に浸り
…。二人のようやく手に入れた筈の安住の場所で・・。アキの目にそんな二人の生活が
よみがえる。一人テラスで佇むアキの寂しい姿・・。だが、危機はそんな彼女にも確実
に迫りつつあった。
一方フリーマンとフレイルは最大のピンチに陥っていた。乗っていたエアバイクも破
壊され、素体テッカマン達に囲まれてしまったのだ。囲む彼らのほとんどをフレイルは
知っていた。だが今の彼らは・・・。恐怖におののくフレイル。そして飛び掛かる彼ら
に、フレイルは思わずラダムニ・ドル銃を発射した!吹っ飛ぶ素体テッカマン。
だが、彼らは恐れもせず次々と襲い来る。危うし!
そのときだ!上空からミリーのブルーアースが救援に駆けつけ、干渉スペクトルを浴び
せる。間一髪救出される二人。
浜辺の家で独り、幸せな日々を思い起こすアキ。だが戦いの渦はそんな彼女を逃しは
しなかった。発狂したテッカマンがここにも押し寄せてきたのだ。ラダムの呪いが、二
人の思い出を壊し去っていく。だがアキは、前回の少年テッカマン殺しの痛手からまだ
回復していなかった。
“もう、誰も殺したくない。何もしたくない”
アキは無抵抗のまま素体テッカマンに殺されようとしていた。迫る素体の凶刃・・。
その時だ、空からDボウイが降ってきたのは。
海に激突したショックで激しい水柱が上がる。その地響きで間一髪、素体の凶刃はアキ
を逸れた。いや、素体テッカマンはまた立ち上がってくる。そしてアキに向かい、その
首を締めて、締めて、、、、、。
全てが真っ白になっていく。
遠くでDボウイの声が聞こえる様な気がする。だが・・・・・。
ふっと素体テッカマンの力が抜ける。そして倒れつつテックセットアウトする素体テ
ッカマン。その後ろに銃を持ち、立つシルエットは・・・・フレイル、そしてミリー。
ブルーアースでたどりついたのだ。自らが負うべき試練からあくまで逃げようとするア
キに怒りのフレイルは無理やりテラスにアキを引っ張って行き、ノアルとブレ-ド死闘
を見せつける。
目の前で愛する者と友人が闘う様を・・・。
「やめて~~~~~っ!」
今やブレードを中心に全世界はパニック状態だ。素体テッカマンの暴動は今も数多く
のDボウイを作っている。そう、素体テッカマンの中には知らない内に肉親や兄弟を殺
している者もおろう。
「私も殺したわ、友達をこの手で!それでも貴方は逃げるの?どこへ逃げるの?逃げ
れるものならいくらでも逃げるがいい。けれど、逃げた先で貴方は見るのよ、数多くの
Dボウイたちを!」
と、無気力なアキをフレイルは責めつける。だが、アキはまだ・・・・・。
ノアルはついに最期の賭けにでた。大気圏突入の際に破損した肩のボルテッカ発射口
にソルテッカマンのエネルギーを暴走させ放り込み、内部で対消滅を起こさせ、破壊
しようというのだ。ノアルは機体ごとブレードにしがみつき、自爆させた(もちろんノ
アルは脱出していますよ)。そして大爆発・・・・。
アキの目の前に落ちてくるランサー。だが、Dボウイは・・・。
無事どころかブラスター化したブレードは異空間をつくりだす。それは・・・・
ついにラダムの人類抹殺計画の全てがベールを脱いだ。心を持たぬブレ-ドを中心に
現れたのは・・・・・なんとワームホール!
Dボウイ自身が一種のホワイトホールとなってその異空間の奥から地球を破壊すべく赤
色星を出現させようとしている。これが出現すれば地球は、いや太陽系自体が消滅する
。
今や人類の運命は風前の灯火だ。果して人類の運命は・・・。そしてアキは復活を遂
げることができるのか。
テッカマンブレ-ド 2年後バ-ジョン「ラダム再び」編 第2話
○テッカマンブレ-ド 2年後バ-ジョン「ラダム再び」編 第2話
自分の研究室でアキが倒した異星人テッカマンの解剖をするフリーマン。その目の前
で異星人テッカマンの体からラダム虫が飛び出す。間一髪、手術用レ-ザ-で難を逃れ
るフリ-マン。
「こ、これは!まさかこれがラダムの正体?」おののく彼の眼前で不気味に蠢くラダム。
ラダムの異星人テッカマンによる攻撃からはや一ヵ月・・。だがあの時ORSから去
ったアキの行方は依然としてわからなかった。
一方フレイルは、Dボウイの状態をモニターする内に、一冊の日記を見つける。それ
はアキの…。思わず目をやるとそこには“淋しい、淋しい”の連呼が…。フレイルは眉
をひそめ、そして呟く、いくじなしと・・・・・・。
深い、深い森の間から、巨大な都市の死骸が覗く。まるで文明そのものを覆い尽くす
かのように広がる原生林・・・。そこにアキはいた。
今や宇宙開発のエリートともいえるテッカマン。だが彼らは強制的にテッカマンにさ
れたのであって自ら望んでなったわけでは無い。全てのテッカマンがこの新時代に順応
出来たわけでもない。『過ぎたる科学は悲劇をもたらす』とした者達を中心に、
自然生活を営むコミュニティを形成していた。
Dボウイに拒絶されてしまった傷心のアキにとって、ここの生活は安らぎであった。
幼くしてテッカマンになってしまった少年と知り合い、遊ぶ日々・・・。少しずつ、ア
キの心が安らいでいく。
一方フリーマンは、前回の異星人テッカマンによる地球攻撃に釈然としない物を感じ
ていた。二年前のラダム戦役に比べ、今回の攻撃は余りにも呆気なさ過ぎるのだ。その
上ラダム虫の発見によりフリーマンはラダムの前回の侵略目的が、ラダム人の地球移住
にあった事に気付いた。ならば今回の攻撃は尚更のこと納得のいかないものである。そ
れはまるでやられる事を想定したかのような・・・・。そして何より、Dボウイを狙っ
たのは何故か・・・・。
コミュ-ンの人達との質素な生活、リ-ダ-の老人はアキに何があったのかも聞かず
、優しく諭す。
「心の追いつかない急激な科学の進歩は悲劇をもたらす・・・・。だが、人類にはどん
な悲劇をも乗り越えるだけの強さがきっとある・・・。あんたにも、きっとな・・・。
」
一方フレイルは疲れて、うつらうつらと眠っていた。そんな彼女がハッと目が覚める
とDボウイの呟きが聞こえる。“ア、アキ”と…。
「どうして?貴方、アキに見捨てられたのよ。アキは貴方の事を放って、貴方が最も嫌
うテッカマンになってしまったのよ。なのにどうして!どうしてあの人の名前なんて呼
ぶの?どうして?」二人の見えない絆を見せつけられた様で、そしてDボウイが
哀れに思えてイラだつフレイル。
そんな時であった。Dボウイの体からいままで見たこともな異様な光が・・・。
突然、少年テッカマンが発狂した。それはまるで、Dボウイの異常に呼応したかの様
に・・・・。回りのテッカマンたちも素体にテックセットして止めようとするがまった
くきかない。その姿はまるで本編でのブレードの様である。
かくて、平和だったコミュニティは阿鼻叫喚の坩堝と化していく。
一方Dボウイは急いで医療センターに運ばれるが、原因は掴めない。謎の光を発しつ
つ苦しむDボウイ。
次々と少年テッカマンに倒されていくコミュニティの人々。
「やめて、もうやめて~~~~~っ!」
必死のアキの叫びも耳には届かない。アキにはこの虐殺がDボウイの肉親殺しに重なっ
て見えるのだ。その時だ、コミュニティの長老が叫んだ。
「いかん!」と・・。
少年テッカマンの進む先に旧暦時代の核施設跡があるというのだ。もしもここが破壊
されればコミュニティどころか半径数百┥が汚染してしまうと言うのだ。慌てて素体に
なり、止めにはいる長老。が少年はその老人をも一刀のもとに殺してしまう。
「いやあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
絶望の叫びと共にテックセットするアキ。ジャングルを舞台にアキと少年テッカマン
との壮絶な死闘がくりひろげられる。それはまるで森を行く忍者同志の戦いの様だ。
哀しき戦いのなかでアキは自らと少年の姿が、ブレードとエビルの姿に重なって見え
る。
「何故、何故貴方は戦えたの?こんな哀しい戦いを・・・・。何故、何故!」
だが、殺さねば多くの人達が危ない!核施設はもう目前だ。
「許して~~~~~~~~~っ!!」
悲鳴にも聞こえるアキの叫びがジャングルにこだました。
そして・・・・・・・・・・・・・。
アキは泣いた。少年の亡骸を抱きつつ・・・。自らの行ってしまった行為に・・。も
う戻れない宿命の海へ自ら漕ぎだしてしまった事に気づき・・・。
その頃フリーマンは、Dボウイのチェックをして気づいた。彼の体の中に第二の、謎
のクリスタルが有ることに・・・。
「い、いかん!」
次の瞬間、Dボウイの中で何かが発動した。異常な高熱を発し、暴走するDボウイの
体。そのエネルギーは建物をも破壊し、慌てて脱出するミリーやノアル達・・・。崩れ
落ちる医療センター、その中でDボウイは心をもたぬブレードにテックセットした!
「これだ!これがラダムの目的だったのだ!」
ついに心をもたない白き悪魔が蘇った。そして絶望のどん底にいるアキは、そしてノ
アル、ミリーは。ラダムの新たなる計画は着実に人類を絶望の淵へと追いやっていく。
果して、人類の運命は・・・・・・。
自分の研究室でアキが倒した異星人テッカマンの解剖をするフリーマン。その目の前
で異星人テッカマンの体からラダム虫が飛び出す。間一髪、手術用レ-ザ-で難を逃れ
るフリ-マン。
「こ、これは!まさかこれがラダムの正体?」おののく彼の眼前で不気味に蠢くラダム。
ラダムの異星人テッカマンによる攻撃からはや一ヵ月・・。だがあの時ORSから去
ったアキの行方は依然としてわからなかった。
一方フレイルは、Dボウイの状態をモニターする内に、一冊の日記を見つける。それ
はアキの…。思わず目をやるとそこには“淋しい、淋しい”の連呼が…。フレイルは眉
をひそめ、そして呟く、いくじなしと・・・・・・。
深い、深い森の間から、巨大な都市の死骸が覗く。まるで文明そのものを覆い尽くす
かのように広がる原生林・・・。そこにアキはいた。
今や宇宙開発のエリートともいえるテッカマン。だが彼らは強制的にテッカマンにさ
れたのであって自ら望んでなったわけでは無い。全てのテッカマンがこの新時代に順応
出来たわけでもない。『過ぎたる科学は悲劇をもたらす』とした者達を中心に、
自然生活を営むコミュニティを形成していた。
Dボウイに拒絶されてしまった傷心のアキにとって、ここの生活は安らぎであった。
幼くしてテッカマンになってしまった少年と知り合い、遊ぶ日々・・・。少しずつ、ア
キの心が安らいでいく。
一方フリーマンは、前回の異星人テッカマンによる地球攻撃に釈然としない物を感じ
ていた。二年前のラダム戦役に比べ、今回の攻撃は余りにも呆気なさ過ぎるのだ。その
上ラダム虫の発見によりフリーマンはラダムの前回の侵略目的が、ラダム人の地球移住
にあった事に気付いた。ならば今回の攻撃は尚更のこと納得のいかないものである。そ
れはまるでやられる事を想定したかのような・・・・。そして何より、Dボウイを狙っ
たのは何故か・・・・。
コミュ-ンの人達との質素な生活、リ-ダ-の老人はアキに何があったのかも聞かず
、優しく諭す。
「心の追いつかない急激な科学の進歩は悲劇をもたらす・・・・。だが、人類にはどん
な悲劇をも乗り越えるだけの強さがきっとある・・・。あんたにも、きっとな・・・。
」
一方フレイルは疲れて、うつらうつらと眠っていた。そんな彼女がハッと目が覚める
とDボウイの呟きが聞こえる。“ア、アキ”と…。
「どうして?貴方、アキに見捨てられたのよ。アキは貴方の事を放って、貴方が最も嫌
うテッカマンになってしまったのよ。なのにどうして!どうしてあの人の名前なんて呼
ぶの?どうして?」二人の見えない絆を見せつけられた様で、そしてDボウイが
哀れに思えてイラだつフレイル。
そんな時であった。Dボウイの体からいままで見たこともな異様な光が・・・。
突然、少年テッカマンが発狂した。それはまるで、Dボウイの異常に呼応したかの様
に・・・・。回りのテッカマンたちも素体にテックセットして止めようとするがまった
くきかない。その姿はまるで本編でのブレードの様である。
かくて、平和だったコミュニティは阿鼻叫喚の坩堝と化していく。
一方Dボウイは急いで医療センターに運ばれるが、原因は掴めない。謎の光を発しつ
つ苦しむDボウイ。
次々と少年テッカマンに倒されていくコミュニティの人々。
「やめて、もうやめて~~~~~っ!」
必死のアキの叫びも耳には届かない。アキにはこの虐殺がDボウイの肉親殺しに重なっ
て見えるのだ。その時だ、コミュニティの長老が叫んだ。
「いかん!」と・・。
少年テッカマンの進む先に旧暦時代の核施設跡があるというのだ。もしもここが破壊
されればコミュニティどころか半径数百┥が汚染してしまうと言うのだ。慌てて素体に
なり、止めにはいる長老。が少年はその老人をも一刀のもとに殺してしまう。
「いやあ~~~~~~~~~~~~~~~~~~っ!」
絶望の叫びと共にテックセットするアキ。ジャングルを舞台にアキと少年テッカマン
との壮絶な死闘がくりひろげられる。それはまるで森を行く忍者同志の戦いの様だ。
哀しき戦いのなかでアキは自らと少年の姿が、ブレードとエビルの姿に重なって見え
る。
「何故、何故貴方は戦えたの?こんな哀しい戦いを・・・・。何故、何故!」
だが、殺さねば多くの人達が危ない!核施設はもう目前だ。
「許して~~~~~~~~~っ!!」
悲鳴にも聞こえるアキの叫びがジャングルにこだました。
そして・・・・・・・・・・・・・。
アキは泣いた。少年の亡骸を抱きつつ・・・。自らの行ってしまった行為に・・。も
う戻れない宿命の海へ自ら漕ぎだしてしまった事に気づき・・・。
その頃フリーマンは、Dボウイのチェックをして気づいた。彼の体の中に第二の、謎
のクリスタルが有ることに・・・。
「い、いかん!」
次の瞬間、Dボウイの中で何かが発動した。異常な高熱を発し、暴走するDボウイの
体。そのエネルギーは建物をも破壊し、慌てて脱出するミリーやノアル達・・・。崩れ
落ちる医療センター、その中でDボウイは心をもたぬブレードにテックセットした!
「これだ!これがラダムの目的だったのだ!」
ついに心をもたない白き悪魔が蘇った。そして絶望のどん底にいるアキは、そしてノ
アル、ミリーは。ラダムの新たなる計画は着実に人類を絶望の淵へと追いやっていく。
果して、人類の運命は・・・・・・。
宇宙の騎士テッカマンブレード 幻の2年後バ-ジョン 「ラダム再び」編 第1話
○テッカマンブレ-ド 幻の2年後バ-ジョン 「ラダム再び」編 第1話
連合地球暦193年2月2日、ラダムの母艦はDボウイの捨て身の戦いによって崩壊
しその侵略も幕を閉じた、いや閉じたはずであった。だが・・・・。
ラダムによってフォ-マットされてしまった素体テッカマン達がフリ-マンの尽力に
より蘇生、その後宇宙開発や地球の復興の先兵として今や彼らは人類にとって無くては
ならない存在になった。
ふと仕事の手を止める声の持ち主、スペ-スナイツの新隊員Dr・フレイルである。
その15~16歳に見える顔の幼さとは裏腹に、目下フリ-マンとテックシステムの共同研
究を進めるやり手の天才科学者である。
“テッカマンか・・・・”
カ-テンを開け窓外を見るとここは何とORS・・。そう、スペ-スナイツはその本部
を地球の行政機関と共に、ORSに移していた。
そんなORSの窓から見えるのは素体テッカマン達の働く姿。今や宇宙開発のエリ-
トとも言える彼らテッカマン。が、そんな彼らを見るフレイルの目は複雑であった。
“確かにテッカマンは地球を守った英雄だ。けれど人類は本当にテッカマンという存在
を気軽に受け入れて本当に良かったのだろうか・・”と。
その頃遠くの宇宙では・・・。猛スピ-ドで進む隕石群があった。その隕石は・・ま
るで生きているかの様に脈動しつつ進む、進む・・・・地球を目指して。
ORSの医療セクションの一室…。二つのケ-キ、二つの椅子、二人の影、けれど誕
生日を祝う声は一人・・・。
静かな…静か過ぎる22歳の誕生日……。愛する者はいる、平和な日々もある、だけ
どここに愛される喜びは無い。
アキはDボウイとの日々に疲れ始めていた。
“誰も、誰も何にも判っちゃいない!”
皿ごとケ-キを払いのけるアキ。その皿が鏡を直撃し、ひび割れる。鏡の一つ一つに写
るアキの顔は泣いている様に見えた。
一方、金星の開発基地では・・・、突然のスクランブルが掛かっていた。太陽の黒点
現象により、謎の隕石群が接近していることに気づくのが遅れたのである直ちに発進す
る金星駐留のソルテッカマン部隊。だが・・。
その瞬間である、反応一つしなかったDボウイが突然悲鳴をあげて暴れ出したのは…
まるで何かに怯える子供の様に暴れるDボウイ。その額が感応に光る。
Dボウイの感応と時を同じくして突然隕石は姿を変えた。その瞬間ソルテッカマン達
の見たものは・・・・・異形のテッカマン、異星人テッカマンであった。一瞬の内に全
滅する金星の基地。
「テッカマンだ!ラダムが再び攻めてきたのだ!」
フリ-マンからの情報によると、Dボウイの感応によりテッカマンの接近は明らかな
事実のようだ。そして、今までの研究によりテッカマンはラダム人そのものでは無いこ
と、よって現在接近中の生命体は過去にラダムによって征服された異星人のテッカマン
であることが告げられる。今回のDボウイの異常な感応の仕方もそれに起因するもので
あろう、と。
つまり、Dボウイの今回感応した相手はまったく精神構造の違う異星人だ。そんな生
命体の剥き出しの心と感応するのは、彼に相当の苦痛であろう、と言うのだ。そしてこ
の感応が続けば、Dボウイの弱った精神と体では二日ともたないで有ろう、と・・・・
「あんな思いをして……、あれほどの思いをしてようやく手に入れたちっぽけな安ら
ぎ。だがラダムは……、それさえも私から奪い去ろうというのか」
この事を知ったアキは無力さを噛みしめていた。かつてのDボウイの戦いの時の様に
、今回も自分には祈る事しか出来ないのか。彼に残されたたった一つのものが、
命すらが奪い去られようとしているというのに……。
考えこむアキにフリ-マンは、地球製のフォ-マットによるテッカマンを作るという
計画をもらす。真先に志願するアキ。がフリ-マンはとめる。この実験はまだ未完成で
成功確率も低いからだ。その為フリ-マンは自らをモルモットに
するつもりだったのだ。
それでもと必死に講うアキ、がフレイルはそんなアキを安っぽいヒロイズムと
しかりつける。
テックシステムへ足を運ぶフリ-マン。が、その時だ!
一発の銃弾がチ-フの足元に炸裂する!
「下がってください、チ-フ!」
どうしても、どうしてもDボウイの苦しみをみていられなかったのだ。
そんな手前勝手な理屈でテッカマンになろうとするアキにフレイルが叫ぶ。
「偽善者!」
「何とでも言って!例え1%でも、0・1%でも…Dボウイを(この手で)助けられる
可能性が有るのなら!」
人を呼びアキを取り押さえようとするフレイルを銃で止め、アキは装置を作動した。
そのころ、軍本部で異星人テッカマンの目標コ-スが地球突入からORSの医療セク
ションへと変わったとの報告が入る。先発隊の目的がDボウイだと気づいたフリ-マン
は、直ちに彼の避難を要請、ラダムによるDボウイ再洗脳の可能性に気づいたのだ。ア
キがテックシステムからでてくるにはあと6時間は必要だ。ミリ-はさっそくDボウイ
を連れて逃げる。そしてそれを追う異星人テッカマン。更にそれを迎撃せんとするソル
テッカ部隊。かくてORSを舞台に市街戦がくりひろげられる。
ノアルも新型ソルテッカマンに載って出動、なんとか第一陣は倒す。その間にミリ-
たちはスペ-スポ-トに到着。Dボウイをブル-ア-スにのせて脱出させようとするが
、そこで第二陣の出現だ!が、第二陣はなんと群体生物!バラバラになった異星人テッカ
マンがソルテッカマンに張りつき、次々と自爆していく。その間に残りが対に
ブル-ア-スに突入、ついにDボウイも捕まった。
危うし、Dボウイ!
その時だ!光一閃、異星人テッカマンを真っ二つにしたのは・・・・・!
赤いテッカマン!アキである。
かくて異星人テッカマンは全滅したのだが・・・。戦いすんで、Dボウイの前にやっ
てきたアキを待っていたのは・・・・・・、Dボウイの恐怖に怯える顔。今のDボウイ
にとってアキは只のテッカマン、そしてそれは彼にとっては恐ろしいもの以外の何者で
もない。
「いや~~~~~~~~~~~っ!」
そしてアキは逃げた、絶望の叫びをあげながら・・・。
“何の為にテッカマンになったの、誰の為にテッカマンになったの、なのに・・・。何
故、何故、何故!”
そして異星人テッカマンを撃退したにもかかわらず、不安げなフリ-マン。
「あまりにも簡単すぎる。ラダムの真の目的は一体・・・・。」
かくて、各自の不安と絶望を乗せ、時は再び回り始める・・・。新たなる時が・・・
連合地球暦193年2月2日、ラダムの母艦はDボウイの捨て身の戦いによって崩壊
しその侵略も幕を閉じた、いや閉じたはずであった。だが・・・・。
ラダムによってフォ-マットされてしまった素体テッカマン達がフリ-マンの尽力に
より蘇生、その後宇宙開発や地球の復興の先兵として今や彼らは人類にとって無くては
ならない存在になった。
ふと仕事の手を止める声の持ち主、スペ-スナイツの新隊員Dr・フレイルである。
その15~16歳に見える顔の幼さとは裏腹に、目下フリ-マンとテックシステムの共同研
究を進めるやり手の天才科学者である。
“テッカマンか・・・・”
カ-テンを開け窓外を見るとここは何とORS・・。そう、スペ-スナイツはその本部
を地球の行政機関と共に、ORSに移していた。
そんなORSの窓から見えるのは素体テッカマン達の働く姿。今や宇宙開発のエリ-
トとも言える彼らテッカマン。が、そんな彼らを見るフレイルの目は複雑であった。
“確かにテッカマンは地球を守った英雄だ。けれど人類は本当にテッカマンという存在
を気軽に受け入れて本当に良かったのだろうか・・”と。
その頃遠くの宇宙では・・・。猛スピ-ドで進む隕石群があった。その隕石は・・ま
るで生きているかの様に脈動しつつ進む、進む・・・・地球を目指して。
ORSの医療セクションの一室…。二つのケ-キ、二つの椅子、二人の影、けれど誕
生日を祝う声は一人・・・。
静かな…静か過ぎる22歳の誕生日……。愛する者はいる、平和な日々もある、だけ
どここに愛される喜びは無い。
アキはDボウイとの日々に疲れ始めていた。
“誰も、誰も何にも判っちゃいない!”
皿ごとケ-キを払いのけるアキ。その皿が鏡を直撃し、ひび割れる。鏡の一つ一つに写
るアキの顔は泣いている様に見えた。
一方、金星の開発基地では・・・、突然のスクランブルが掛かっていた。太陽の黒点
現象により、謎の隕石群が接近していることに気づくのが遅れたのである直ちに発進す
る金星駐留のソルテッカマン部隊。だが・・。
その瞬間である、反応一つしなかったDボウイが突然悲鳴をあげて暴れ出したのは…
まるで何かに怯える子供の様に暴れるDボウイ。その額が感応に光る。
Dボウイの感応と時を同じくして突然隕石は姿を変えた。その瞬間ソルテッカマン達
の見たものは・・・・・異形のテッカマン、異星人テッカマンであった。一瞬の内に全
滅する金星の基地。
「テッカマンだ!ラダムが再び攻めてきたのだ!」
フリ-マンからの情報によると、Dボウイの感応によりテッカマンの接近は明らかな
事実のようだ。そして、今までの研究によりテッカマンはラダム人そのものでは無いこ
と、よって現在接近中の生命体は過去にラダムによって征服された異星人のテッカマン
であることが告げられる。今回のDボウイの異常な感応の仕方もそれに起因するもので
あろう、と。
つまり、Dボウイの今回感応した相手はまったく精神構造の違う異星人だ。そんな生
命体の剥き出しの心と感応するのは、彼に相当の苦痛であろう、と言うのだ。そしてこ
の感応が続けば、Dボウイの弱った精神と体では二日ともたないで有ろう、と・・・・
「あんな思いをして……、あれほどの思いをしてようやく手に入れたちっぽけな安ら
ぎ。だがラダムは……、それさえも私から奪い去ろうというのか」
この事を知ったアキは無力さを噛みしめていた。かつてのDボウイの戦いの時の様に
、今回も自分には祈る事しか出来ないのか。彼に残されたたった一つのものが、
命すらが奪い去られようとしているというのに……。
考えこむアキにフリ-マンは、地球製のフォ-マットによるテッカマンを作るという
計画をもらす。真先に志願するアキ。がフリ-マンはとめる。この実験はまだ未完成で
成功確率も低いからだ。その為フリ-マンは自らをモルモットに
するつもりだったのだ。
それでもと必死に講うアキ、がフレイルはそんなアキを安っぽいヒロイズムと
しかりつける。
テックシステムへ足を運ぶフリ-マン。が、その時だ!
一発の銃弾がチ-フの足元に炸裂する!
「下がってください、チ-フ!」
どうしても、どうしてもDボウイの苦しみをみていられなかったのだ。
そんな手前勝手な理屈でテッカマンになろうとするアキにフレイルが叫ぶ。
「偽善者!」
「何とでも言って!例え1%でも、0・1%でも…Dボウイを(この手で)助けられる
可能性が有るのなら!」
人を呼びアキを取り押さえようとするフレイルを銃で止め、アキは装置を作動した。
そのころ、軍本部で異星人テッカマンの目標コ-スが地球突入からORSの医療セク
ションへと変わったとの報告が入る。先発隊の目的がDボウイだと気づいたフリ-マン
は、直ちに彼の避難を要請、ラダムによるDボウイ再洗脳の可能性に気づいたのだ。ア
キがテックシステムからでてくるにはあと6時間は必要だ。ミリ-はさっそくDボウイ
を連れて逃げる。そしてそれを追う異星人テッカマン。更にそれを迎撃せんとするソル
テッカ部隊。かくてORSを舞台に市街戦がくりひろげられる。
ノアルも新型ソルテッカマンに載って出動、なんとか第一陣は倒す。その間にミリ-
たちはスペ-スポ-トに到着。Dボウイをブル-ア-スにのせて脱出させようとするが
、そこで第二陣の出現だ!が、第二陣はなんと群体生物!バラバラになった異星人テッカ
マンがソルテッカマンに張りつき、次々と自爆していく。その間に残りが対に
ブル-ア-スに突入、ついにDボウイも捕まった。
危うし、Dボウイ!
その時だ!光一閃、異星人テッカマンを真っ二つにしたのは・・・・・!
赤いテッカマン!アキである。
かくて異星人テッカマンは全滅したのだが・・・。戦いすんで、Dボウイの前にやっ
てきたアキを待っていたのは・・・・・・、Dボウイの恐怖に怯える顔。今のDボウイ
にとってアキは只のテッカマン、そしてそれは彼にとっては恐ろしいもの以外の何者で
もない。
「いや~~~~~~~~~~~っ!」
そしてアキは逃げた、絶望の叫びをあげながら・・・。
“何の為にテッカマンになったの、誰の為にテッカマンになったの、なのに・・・。何
故、何故、何故!”
そして異星人テッカマンを撃退したにもかかわらず、不安げなフリ-マン。
「あまりにも簡単すぎる。ラダムの真の目的は一体・・・・。」
かくて、各自の不安と絶望を乗せ、時は再び回り始める・・・。新たなる時が・・・
星期三, 3月 28, 2007
LCD遲來的更新
19" 4:3
依序:
ViewSonic VP930b
Dell UltraSharp 1907FP
ViewSonic VG930m
Samsung SyncMaster 971P
Asus PG191
Eizo FlexScan S1921
17"
Dell UltraSharp 1707FP
ViewSonic VP720b
最好的20" 4:3 LCD
Dell UltraSharp 2007FP
20" 16:9 LCD
依序為:
NEC MultiSync 20WMGX2
Asus PW201
Philips 200WB7
Dell UltraSharp 2007WFP
依序:
ViewSonic VP930b
Dell UltraSharp 1907FP
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Samsung SyncMaster 971P
Asus PG191
Eizo FlexScan S1921
17"
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最好的20" 4:3 LCD
Dell UltraSharp 2007FP
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Asus PW201
Philips 200WB7
Dell UltraSharp 2007WFP
機動戰艦TV至MOVIE間年表
2198年3月 蜥蜴戰爭休戰
NADESICO、NERGAL和木連三方在火星的遺跡爭奪戰,在NADESICO用玻色子跳躍把遺跡中心糸統帶走後,戰事暫告一段落。此戰後世稱為「蜥蜴戰爭」。
2198年3月 拘留生活因
恐防玻色子跳躍秘密外洩,NADESICO成員暫在連合軍監視下生活,此時明人回到雪谷食堂再繼續其料理修行,並和YURIKA的關係急速進展。
2198年5月 熱血政變
木連方面,一些年輕的穩健派得悉了白鳥九十九被害的真相後,向以草壁春樹為中心的好戰派當權者發動政變。結果草壁不知所蹤,木連政權落入以秋山源八郎為首的穩健派手中,而另一位在政變時助秋山一臂之力的月臣元一郎在政變後亦不知所蹤。
2198年9月 琉璃所向
木連在政變後和地球連合軍簽定了「休戰條約」,而NADESICO成員的拘留亦結束了。此時,無依無靠的琉璃去向未定,YURIKA和遙湊都想取得她的撫養權,結果 Prospector 提出了江戶時代的「大岡裁決」方法,「你們就把琉璃分開兩邊一人一半吧!」YURIKA和遙每人捉住琉璃的一隻手向兩邊拉,結果在琉璃的痛叫聲下遙先放開手。若根據大岡裁決的故事應判遙得勝,可是Prospector卻說:「至最後也不肯放手,可見艦長對琉璃所愛之深。」而判YURIKA得勝。其實因為YURIKA家境較富有,所以Prospector心中一早決定要讓YURIKA收養琉璃。此後,眾人名散東西,明人在拉麵屋做主廚,而YURIKA雖回到軍中,但每晚都到明人店中幫手,「拉麵師傅和千金小姐之戀」被鄰人視為佳話。
2199年1月 四疊半生活
但二人的交往卻被YURIKA之父光一郎強烈反對,YURIKA找葵純商量,雖對YURIKA有情意,但純到最後仍禁不住答應YURIKA協助他和明人的事,雖然事後他不禁罵自己真是個蠢材。結果御統父女在多番爭執下,盛怒的YURIKA帶同琉璃一起離家出走,在純的幫助下,YURIKA的大批私物都運到明人的小居間中,此一房間是由瓜田的叔父所租借,而每天明人他們不是被瓜田「偷窺」、就是被舊NADESICO成員拜訪而忙個不停。從此,開始了三人的同居生活,每天都十分快樂,而琉璃亦幫助明人工作,這時期是她一生中首次嘗到「家庭」的滋味。
2199年2月 拉麵決勝
但明人心想如此的同居生活終不可永遠如此下去,因而鼓起勇氣向YURIKA求婚。聽了他的求婚後狂喜的YURIKA再全力向其父親游說,終於光一郎說:「如果他的拉麵真的連我也覺得好吃,那便批准你吧!」結果「決戰之日」,明人弄了一客東京風味醬油拉麵,並沒加任何花巧,純以麵和湯料決勝負。光一郎吃了一口又一口:「這...這麵....」由利加擔心地問:「怎...怎樣了?」光一郎大叫:「好吃、好吃、太好吃了~~!」從此,二人的路上再無障礙。
2199年3月 新地球連合
由反NERGAL勢力所倡導,在地球連合中加入木連方面的代表,組成「新地球連合」,而往昔連合宇宙軍亦被收編改組為統合軍(地球連合統合平和維持軍),NERGAL勢力減退,會長赤月流亦不知所蹤。新地球連合成立後便立刻著手一個大型計劃,那便是以在太陽系建立宇宙航路為目標的「葫蘆計劃(Hisako Plan)」。
2199年6月 明人和YURIKA結婚
二人的婚禮中,有衷心高興的人、有悲傷的人、也有羨慕的人。看到這一切的琉璃心想:「大人們真是有很多各種各樣的煩惱呢!」
2199年6月19日 穿梭機意外
明人和YURIKA乘穿梭機往新婚旅行,卻在起飛不久後發生爆炸,所有人都以為二人都已身亡。其實二人都被「火星的後繼者」擄去了。不久後赤月流發現接連發生了多個A級跳躍士被擄事件,為了保護同為A級跳躍士的INEZ免遭毒手,因而對外謊稱她已在一次飛行意外中死去。
2199年8月 研究所奇襲
明人在火星後繼者的研究室中,其身體被利用作玻色子跳躍的實驗,結果被弄至視覺、味覺等五感失去大半功用。為調查反NERGAL勢力而成立、由剛人˙堀井領導的秘密行動組察知此事,而突襲研究所,前木連軍的月臣元一郎亦是此行動組成員,並以木連柔道大顯神威,救出了明人,但YURIKA仍被北辰挾持擄去。為救愛妻,明人在月臣指導下進行機動兵器的特訓。同時,因天河夫婦身亡事件而大受打擊的琉璃,失去了工作情緒,暫和遙、白鳥雪奈等同住過著悠閒生活。
2200年7月 拉碧絲救出
明人拒絕成為NERGAL的一員,他們現在的關係是:由NERGAL提供火星的後繼者的情報,而明人則助他們偷取火星後繼者跳躍研究的資料。當然,明人的真正目的還是要調查出YURIKA的去向。NERGAL的會長赤月流把戰鬥機械人「黑百合(Black Sarena)」給予明人使用,並由秘書ERINA擔任雙方聯絡人。在一次調查行動中,明人救出了實驗體LAPIS。她原為NERGAL所培育的有類似琉璃般能力的少女,卻在年前被擄去。從此,LAPIS和明人一起行動,輔助五官機能大減的明人。
2200年7月 琉璃和高杉的初會
因為察知擁有不凡能力的琉璃可能成為敵人目標,秋山源八郎派遣部下高杉三郎太做琉璃的保標。而在像守護公主的騎士般的高杉的影響下,因明人事件而消沉的琉璃終於振作起來。她下決心重返宇空軍,再和電腦「思兼」一起。
2200年8月 重回宇宙軍
琉璃回到宇宙軍,高杉也加入了。這時珫璃和玻璃初會面。他是NERGAL為培養出能力比珫璃更強的操縱者的計劃下的成品。初見面後,二人也對對方留有好感,珫璃更在寫給遙的信中說:「我剛剛有了一個弟弟了...」
2200年12月 NADESICO B啟航
以琉璃為艦長,高杉為副長、玻璃為副長補助而成立了新戰艦"NADESICO B",她們在各殖民星間巡邏,並調查「一人一戰艦計劃」的資料。次第解決了幾個事件的NADESICO B聲名漸佳,琉璃更被形容為「史上最年輕的天才美少女艦長」。
然後,2201年7月31日殖民星「白姬(Snow White)」被襲,劇場版故事開始....
NADESICO、NERGAL和木連三方在火星的遺跡爭奪戰,在NADESICO用玻色子跳躍把遺跡中心糸統帶走後,戰事暫告一段落。此戰後世稱為「蜥蜴戰爭」。
2198年3月 拘留生活因
恐防玻色子跳躍秘密外洩,NADESICO成員暫在連合軍監視下生活,此時明人回到雪谷食堂再繼續其料理修行,並和YURIKA的關係急速進展。
2198年5月 熱血政變
木連方面,一些年輕的穩健派得悉了白鳥九十九被害的真相後,向以草壁春樹為中心的好戰派當權者發動政變。結果草壁不知所蹤,木連政權落入以秋山源八郎為首的穩健派手中,而另一位在政變時助秋山一臂之力的月臣元一郎在政變後亦不知所蹤。
2198年9月 琉璃所向
木連在政變後和地球連合軍簽定了「休戰條約」,而NADESICO成員的拘留亦結束了。此時,無依無靠的琉璃去向未定,YURIKA和遙湊都想取得她的撫養權,結果 Prospector 提出了江戶時代的「大岡裁決」方法,「你們就把琉璃分開兩邊一人一半吧!」YURIKA和遙每人捉住琉璃的一隻手向兩邊拉,結果在琉璃的痛叫聲下遙先放開手。若根據大岡裁決的故事應判遙得勝,可是Prospector卻說:「至最後也不肯放手,可見艦長對琉璃所愛之深。」而判YURIKA得勝。其實因為YURIKA家境較富有,所以Prospector心中一早決定要讓YURIKA收養琉璃。此後,眾人名散東西,明人在拉麵屋做主廚,而YURIKA雖回到軍中,但每晚都到明人店中幫手,「拉麵師傅和千金小姐之戀」被鄰人視為佳話。
2199年1月 四疊半生活
但二人的交往卻被YURIKA之父光一郎強烈反對,YURIKA找葵純商量,雖對YURIKA有情意,但純到最後仍禁不住答應YURIKA協助他和明人的事,雖然事後他不禁罵自己真是個蠢材。結果御統父女在多番爭執下,盛怒的YURIKA帶同琉璃一起離家出走,在純的幫助下,YURIKA的大批私物都運到明人的小居間中,此一房間是由瓜田的叔父所租借,而每天明人他們不是被瓜田「偷窺」、就是被舊NADESICO成員拜訪而忙個不停。從此,開始了三人的同居生活,每天都十分快樂,而琉璃亦幫助明人工作,這時期是她一生中首次嘗到「家庭」的滋味。
2199年2月 拉麵決勝
但明人心想如此的同居生活終不可永遠如此下去,因而鼓起勇氣向YURIKA求婚。聽了他的求婚後狂喜的YURIKA再全力向其父親游說,終於光一郎說:「如果他的拉麵真的連我也覺得好吃,那便批准你吧!」結果「決戰之日」,明人弄了一客東京風味醬油拉麵,並沒加任何花巧,純以麵和湯料決勝負。光一郎吃了一口又一口:「這...這麵....」由利加擔心地問:「怎...怎樣了?」光一郎大叫:「好吃、好吃、太好吃了~~!」從此,二人的路上再無障礙。
2199年3月 新地球連合
由反NERGAL勢力所倡導,在地球連合中加入木連方面的代表,組成「新地球連合」,而往昔連合宇宙軍亦被收編改組為統合軍(地球連合統合平和維持軍),NERGAL勢力減退,會長赤月流亦不知所蹤。新地球連合成立後便立刻著手一個大型計劃,那便是以在太陽系建立宇宙航路為目標的「葫蘆計劃(Hisako Plan)」。
2199年6月 明人和YURIKA結婚
二人的婚禮中,有衷心高興的人、有悲傷的人、也有羨慕的人。看到這一切的琉璃心想:「大人們真是有很多各種各樣的煩惱呢!」
2199年6月19日 穿梭機意外
明人和YURIKA乘穿梭機往新婚旅行,卻在起飛不久後發生爆炸,所有人都以為二人都已身亡。其實二人都被「火星的後繼者」擄去了。不久後赤月流發現接連發生了多個A級跳躍士被擄事件,為了保護同為A級跳躍士的INEZ免遭毒手,因而對外謊稱她已在一次飛行意外中死去。
2199年8月 研究所奇襲
明人在火星後繼者的研究室中,其身體被利用作玻色子跳躍的實驗,結果被弄至視覺、味覺等五感失去大半功用。為調查反NERGAL勢力而成立、由剛人˙堀井領導的秘密行動組察知此事,而突襲研究所,前木連軍的月臣元一郎亦是此行動組成員,並以木連柔道大顯神威,救出了明人,但YURIKA仍被北辰挾持擄去。為救愛妻,明人在月臣指導下進行機動兵器的特訓。同時,因天河夫婦身亡事件而大受打擊的琉璃,失去了工作情緒,暫和遙、白鳥雪奈等同住過著悠閒生活。
2200年7月 拉碧絲救出
明人拒絕成為NERGAL的一員,他們現在的關係是:由NERGAL提供火星的後繼者的情報,而明人則助他們偷取火星後繼者跳躍研究的資料。當然,明人的真正目的還是要調查出YURIKA的去向。NERGAL的會長赤月流把戰鬥機械人「黑百合(Black Sarena)」給予明人使用,並由秘書ERINA擔任雙方聯絡人。在一次調查行動中,明人救出了實驗體LAPIS。她原為NERGAL所培育的有類似琉璃般能力的少女,卻在年前被擄去。從此,LAPIS和明人一起行動,輔助五官機能大減的明人。
2200年7月 琉璃和高杉的初會
因為察知擁有不凡能力的琉璃可能成為敵人目標,秋山源八郎派遣部下高杉三郎太做琉璃的保標。而在像守護公主的騎士般的高杉的影響下,因明人事件而消沉的琉璃終於振作起來。她下決心重返宇空軍,再和電腦「思兼」一起。
2200年8月 重回宇宙軍
琉璃回到宇宙軍,高杉也加入了。這時珫璃和玻璃初會面。他是NERGAL為培養出能力比珫璃更強的操縱者的計劃下的成品。初見面後,二人也對對方留有好感,珫璃更在寫給遙的信中說:「我剛剛有了一個弟弟了...」
2200年12月 NADESICO B啟航
以琉璃為艦長,高杉為副長、玻璃為副長補助而成立了新戰艦"NADESICO B",她們在各殖民星間巡邏,並調查「一人一戰艦計劃」的資料。次第解決了幾個事件的NADESICO B聲名漸佳,琉璃更被形容為「史上最年輕的天才美少女艦長」。
然後,2201年7月31日殖民星「白姬(Snow White)」被襲,劇場版故事開始....
介紹如何使用eac及lame
相關教學網頁
介紹如何使用eac及lame
http://forums.dearhoney.idv.tw/viewtopic.php?t=11739&highlight=eac+lame
介紹如何使用eac及foobar
http://home.kimo.com.tw/acg_ruri/
抓音軌的eac官方網站
http://www.exactaudiocopy.de/
wav壓成ape的工具monkeys audio官方網站(也可以把ape檔還原成原來的wav檔燒錄)
http://www.monkeysaudio.com/
ape的撥放工具foobar2000官方網站(WinAMP也有Plug可以支援)http://foobar2000.hydrogenaudio.org/
DearHoney的foobar2000討論
http://forums.dearhoney.idv.tw/viewtopic.php?t=27047
步驟很簡單1.用eac抓CDImage.cue,CDImage.wav
2.用monkeys audio,把CDImage.wav壓成CDImage.ape
3.把CDImage.cue中的CDImage.wav改成CDImage.ape
4.把CDImage.cue拉進foobar2000中測試
想燒成光碟用用Monkey's Audio把CDImage.ape解開成CDImage.wav
CDImage.cue中的CDImage.ape要改成CDImage.wav用nero開啟映像檔CDImage.cue就可以燒
補充一下Nero的燒錄成Audio CD的步驟
開啟Nero的[檔案(E)]然後[燒錄映像檔]
Nero這裡也有點小bug,cue檔不會列出來,要*.*後選取CDImage.cue
或者用DiscJuggler或酒精載入cue來燒錄也可以
還有一招用Daemon-Tools載入cue然後用任何燒錄軟體做CD Copy 即可
燒錄光碟的正確cue格式,下列兩種選一FILE "CDImage.wav" WAVEFILE "CDImage.wav" BINARY
APE最大的好處就是非音質破壞性壓縮,壓縮比可達50%
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2.用monkeys audio,把CDImage.wav壓成CDImage.ape
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4.把CDImage.cue拉進foobar2000中測試
想燒成光碟用用Monkey's Audio把CDImage.ape解開成CDImage.wav
CDImage.cue中的CDImage.ape要改成CDImage.wav用nero開啟映像檔CDImage.cue就可以燒
補充一下Nero的燒錄成Audio CD的步驟
開啟Nero的[檔案(E)]然後[燒錄映像檔]
Nero這裡也有點小bug,cue檔不會列出來,要*.*後選取CDImage.cue
或者用DiscJuggler或酒精載入cue來燒錄也可以
還有一招用Daemon-Tools載入cue然後用任何燒錄軟體做CD Copy 即可
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星期二, 2月 20, 2007
防火牆--Comodo Firewall Pro
http://playpcesor.blogspot.com/2007/02/comodo-firewall-pro.html又一個免費好用的防火牆,不過我現在已經在用jetico。
沒啥額外誘因去換了
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